アジア技研（株）@民事再生法の適用申請

第2回「ものづくり日本大賞」で優秀賞を受賞したアジア技研（株）
（本社：北九州市小倉北区代表：溝口純一氏）が５月７日、
福岡地方裁判所小倉支部へ民事再生法の適用申請を行いました。

アジア技研（株）はマグネシウム合金の薄板に、めねじスタッドを接合する際、
薄板にめねじスタッドをはめ込むための穴を空けずに超瞬間的に溶接する技術を、
世界で初めて開発して注目を集めました。

負債額は約８億円とみられています。

同社の場合、技術力はあるものの、売上減少に先行投資負担が重なり
今回の事態に至ったようです。

ただ、民事再生法の適用がされれば、技術力を生かして再生することは
十分考えられます。

一般に小売業等の現金収入のある企業と技術力等、独自性のある企業は
再生することが多いです。

アジア技研（株）の場合は、技術者には経営ではなく技術開発に
経営陣には財務等に明るい人材を起用すれば、有望ではないかと思います。