「くじ屋本舗」を運営（株）ホビック＠破産手続きの開始決定

ホビーショップ「くじ屋本舗」を運営している（株）ホビックは２０１５年２月２７日、
宇都宮地方裁判所で、破産手続きの開始決定を受けました。

負債額は約５億５千万円とみられています。

「くじ屋本舗」は、マジック：ザ・ギャザリングの最新カードを中心に販売していました。
最近ではこの種のカードの人気に陰りが出ていたことで在庫を大量に抱え込んだようです。

いわゆる嗜好品の販売をメインの事業にしている場合、
怖いのは今回のような人気が下火になることです。

嗜好品は当たると大きいですが、当たりが大きければ大きいほど谷も深い
といったケースが多いです。

同じ嗜好品でも鉄道関係のように子供の時に洗礼をうけた鉄ちゃんが
幾つになってもその情熱を失わない？というようなヘビーな客層に
支えられている事業は強いです。

現に、出版不況は長期に渡っていますが、その間、鉄道雑誌が休刊した
というのは聞いたことがありません。




■（株）ホビック　概要

・本社　栃木県小山市宮本町2-12-8

・代表　坪内明彦

・業種　トレーディングカード販売

「栃の葉サブレー」の「株式会社はせ川」＠事実上、倒産

栃木県宇都宮市に本社がある洋菓子製造・販売の「株式会社はせ川」が
２０１５年２月１３日付で宇都宮地方裁判所へ自己破産を申請。
事実上、倒産しました。

「株式会社はせ川」は、１９３３年（昭和８年創業）の老舗。

栃木の県木・栃の木をモチーフにした菓子「栃の葉サブレー」は栃木土産の定番として
県内外で知られていました。

この「栃の葉サブレー」で、経営は順調に推移してきましたが
最近は、消費税増税等による個人消費の低迷、類似品との競争激化で業績が悪化していたところへ急激な円安による、原材料費の高騰で経営は苦しくなっていたようです。

負債総額は約1億5000万円とみられています。

■株式会社はせ川　概要

・本社　　　　栃木県宇都宮市西２－４－６

・登記上本社　栃木県宇都宮市西１－５－１８

・資本金　　　２４００万円

・代表　　　　代表取締役社長　遠矢隆男氏

・創業　　　　１９３３年（昭和８年創業）

定番のお土産を持っていても、経営が立ち行かなくなる
ことは、過去、北海道の定番、白い恋人等幾つか例があります。

定番商品に頼り過ぎていると、それがダメになった時に
一気に経営にダメージを与えるのかもしれません。